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  • 津南の自然
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  • 津南の自然31〜40
  • なじょもんでは、子供から大人まで楽しい体験実習が毎日行われています。楽しい体験の様子をご覧下さい。

    津南の自然21〜30
    津南町の広報誌<広報「つなん」>に連載中の大好評記事、津南町自然に親しむ会による「津南の自然」シリーズを再編集して綴っていきます。
    中には、とてもなつかしい記事がいっぱいありますね!ご期待ください!
    「津南の自然」の第3回目は、第21号から第30号までです。
    「ユキツバキ」
    Vol.022 1983/02/05
     ブナの新緑も目にまぶしい春、林の中にしばしばユキツバキの紅色の花を見ることができます。ツバキの仲間は本来暖かい地方のものですが、ユキツバキは北陸がら東北にかけて、日本海側の雪の多い地域にだけ分布しています。県内でも海岸や平野部、佐渡などではヤブツバキが、それ以外の雪の多い地域ではユキツバキが分布します。津南町のツバキもすべてユキツバキです。

     ユキツバキとヤプツバキはよく混同されますが多くの点で異なります。ヤブツバキは喬木性(こうぼくせい)で背が高く5mにも達します。花はつぼんで咲き、雄しべは白く元がくっついて筒状になります。葉の柄(え)は長く葉のふちのきざみもゆるやかです。一方ユキツバキは、根元からたくさんの枝が出る灌木状で、高さもせいぜい2mほどです。平地で栽培しても背は高くなりません。花は全体に開いて咲き、花びらの先には切れこみがあります。雄しべは黄色で一本ずつばらばらに広がります。葉の柄(え)は短かく葉のふちにするどいきざみがあります。
     冬中雪におおわれていながら、意外なことに寒さにはそれほど強くありません。言の中はめったに0℃以下に下がらず、ユキツバキは雪に守られているのです。一方雪の重さにはたいそう強く、枝がしなやかで雪に押しつけられても簡単には折れません。雪の多い地域にうまく適応しています。雪に耐え、花もヤブツバキのようにポトリと落ちず、開花期を早めたリ遅らせたりできるという性質は園芸にも向き、多くの品種がユキツバキから生み出されています。

     このユキツバキも津南町全域に生育しているわけではなく、見倉付近から奥にはありません。また、志久見川の対岸にもあまり見られません。津南町は表日本と裏日本の植物分布の境界にあり、その両方が入り混じる、植物分布の点からも貴重な地域なのです。  (津南高校 桑原)
    津南町自然に親しむ会(植物友の会)
    事務局:津南高等学校 生物教室内

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