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  • なじょもんでは、子供から大人まで楽しい体験実習が毎日行われています。楽しい体験の様子をご覧下さい。

    津南の自然21〜30
    津南町の広報誌<広報「つなん」>に連載中の大好評記事、津南町自然に親しむ会による「津南の自然」シリーズを再編集して綴っていきます。
    中には、とてもなつかしい記事がいっぱいありますね!ご期待ください!
    「津南の自然」の第3回目は、第21号から第30号までです。
    「オオワシ」
    Vol.025 1983/05/05
     オオワシは翼を拡げると2mを越える、日本に生息する鳥の中で最も大きなものです。日本では繁殖せず、冬季にカムチャッカ半島、朝鮮北部の海岸から渡って来るのですが、北海道では流氷に乗って来る群れを見ることができます。
     しかし、繁殖域は狭く決して数の多い鳥ではありません。県内でも福島潟などの大きな湖沼や与板町などの信濃川流域に毎年1,2羽渡来するだけです。中魚沼では十日町市水沢公民館に成鳥のはく製が1羽ある他は、元津南中学校教諭の木下弘氏の観察記録があるだけでした。この貴重な鳥が今冬十日町市の信濃川に渡来し、1か月以上も観察を続けることができました。

     オオワシは嘴が黄色で大きく、成鳥になると肩と楔形の尾が純白になりますが、今冬渡来したのは若鳥で肩も尾もうっすらと白くなっていました。しかし、かわいそうなことに風切羽と14枚あるはずの尾羽の一部が何かの原因で抜け落ち、やっと飛んでいるという状態でした。海ワシなので主食は魚やカモですが、この個体では魚をワシづかみに捕る勇壮な場面は観察できず、本流に注ぐ小川に脚をつけて餌をあさったり、河原の大石の上に何時間もじっと留っているところが多く見られました。羽が正常でないことが影響していたのかも知れません。今年は同じ地域にオジロワシも成鳥2羽が渡来していましたが、限られた場所を餌場を違えて住み分けていて、争うようなことはありませんでした。

     中魚沼はこれら天然記念物となっているワシの県内有数の越冬地です。広い河川と河岸段丘のつくる断崖とが相まって恵まれた環境となっています。ワシ、タカなどの猛禽類は食物連鎖の頂点に立つ動物で、これらを捕食するものはいません。従って森林の伐採や河川の汚染などによる生息場所や魚の減少の影響を最も受けやすいわけです。

     世界的にも減少の一途をたどっている猛禽類が生息できる環境を保ち、これらの動物を大切にしてゆかなければなりません。(十日町高校 林)
    津南町自然に親しむ会(植物友の会)
    事務局:津南高等学校 生物教室内

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