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  • なじょもんでは、子供から大人まで楽しい体験実習が毎日行われています。楽しい体験の様子をご覧下さい。

    津南の自然21〜30
    津南町の広報誌<広報「つなん」>に連載中の大好評記事、津南町自然に親しむ会による「津南の自然」シリーズを再編集して綴っていきます。
    中には、とてもなつかしい記事がいっぱいありますね!ご期待ください!
    「津南の自然」の第3回目は、第21号から第30号までです。
    「ムカシトンボ」
    Vol.027 1983/07/05
     ムカシトンボは(狭い意味の)トンボ類に似た体つきをしていますが、翅はむしろイトトンボ類に似ています。2〜3億年の昔、原始的なイトトンボ類からムカシトンボ類が進化し、さらにこれから複眼や翅が一層進化したトンボ類が現われたと考えられています。我が国本土のほかには、インドのヒマラヤ地方に近縁なヒマラヤムカシトンボが残っているだけで、「生きた化石」とよばれることもあります。
     新潟県内では、現在10か所ほど産地が知られていますが、まとまった数が生息するのは本町内の船津川上流部(反里口〜池田の池の間の渓流)と、十日町の当間山山麓の渓流ぐらいです。

     ムカシトンボは全長5cm前後、黒地に黄色の斑紋をもつ小形のトンボで、一見オニヤンマを小さく、スマートにしたような感じです。夕暮れときに現われ、谷川沿いの林の下をすばらしいスピードで飛びまわります。成虫が現われる期間は5月下旬〜6月初旬の約1週間だけで、水辺のウワバミソウ(ミズナ)やワサビの茎に産卵し終えると死んでしまいます。幼虫期間はトンボの仲間では最も長く、5〜6年、ときに7〜8年かかるといわれています。

     ムカシトンボは、周辺に樹木がよく生い茂り、洪水でも決して欠壊することがない安定した渓流にしか住むことができません。森林の伐採や河川改修が急速に進んでいる昨今、各地で絶滅の一途をたどっています。船津川でも下流から河川改修が進められていますが、工事が全域におよべば絶滅はまぬがれません。主要地方道津南秋山長野原線の橋より上流部は、水害のおそれもないことでもあり、現在の状態のまま保護してもらいたいものです。町では、すでに名木、古木を天然記念物に指定して厚く保護していますが、動物部門でも指定に値するものが数多くあります。このムカシトンボは、その筆頭候補といえるでしょう。
    津南町自然に親しむ会(植物友の会)
    事務局:津南高等学校 生物教室内

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