HOME > つなんの文化紹介 > 以前の津南の自然31〜40
  • 津南の自然
  • --- 以前の津南の自然 ---
  • 津南の自然01〜10
  • 津南の自然11〜20
  • 津南の自然21〜30
  • 津南の自然31〜40
  •   031 モモンガ
      032 ノウサギ
      033 ヌカエビ
      034 カワガラス
      035 イカリソウ
      036 カルムチー
      037 ワサビ
      038 カタクリ
      039 モンシロチョウ
      040 ハコネサンショウウオ
    なじょもんでは、子供から大人まで楽しい体験実習が毎日行われています。楽しい体験の様子をご覧下さい。

    津南の自然31〜40
    津南町の広報誌<広報「つなん」>に連載中の大好評記事、津南町自然に親しむ会による「津南の自然」シリーズを再編集して綴っていきます。
    中には、とてもなつかしい記事がいっぱいありますね!ご期待ください!
    「津南の自然」の第4回目は、第31号から第40号までです。
    「モモンガ」
    Vol.031 1983/11/05
     モモンガは齧歯目のリス科に属し、その名前からは想像できないような愛くるしい動物です。ムササビと近縁で夜行性、飛膜を広げて滑空するため混同されることがありますが、実物を見た人はほとんどいないという幻の動物です。津南ではムササビをバットリ、モモンガをモモッコ(秋山)と区別していますが、十日町ではムササビをモモンガとよんでいます。

     ムササビが南方系であるのに対してモモンガは北方系で、我が国のほかアジア、ヨーロッパの北部森林地帯に広く分布しています。ムササビと比べて数がずっと少なく、より山地に住んでいるため、なかなか人目に触れません。県内の記録も少なく、津南町では今のところ秋山地内でしか発見されていません。

     体の大きさはリスとほぼ同大で、頭胴長(鼻先から尾のつけ根まで)15〜20cm、体重数10〜85gとムササビ(それぞれ40cm、800〜1,000g)よりはるかに小形です。眼がくリくりと大きく、後足と尾の間に飛膜がない点でもムササビと区別できます。背面は褐色〜灰色でヘリは黒く、腹は白色です。
     生態もムササビと似ていますが、滑空能力はムササビにかないません。木のうろに巣を造り、木の芽や葉、果実などのほかに昆虫類も好んで食べます。5〜8月ごろ2〜3頭の仔を産みますが、上結東の大木に造られた巣では、早春のころ成獣2頭と、かなり大きくなった亜成獣が同居していました。

     モモンガは人家近くの環境に好んで住みつくムササビとちがって、ブナ、ミズナラなどの天然広葉樹林に生息しています。このため森林の伐採に弱く、遅かれ早かれ、秋山郷でも伝説上の動物となることでしょう。なお、ムササビは狩猟鳥獣に指定され、猟期を定めて捕獲が認められていますがモモンガは保護獣で、捕獲や飼育が禁止されています。 (津南高校 井上)
    津南町自然に親しむ会(植物友の会)
    事務局:津南高等学校 生物教室内

    津南の自然31〜40 次→