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      040 ハコネサンショウウオ
    なじょもんでは、子供から大人まで楽しい体験実習が毎日行われています。楽しい体験の様子をご覧下さい。

    津南の自然31〜40
    津南町の広報誌<広報「つなん」>に連載中の大好評記事、津南町自然に親しむ会による「津南の自然」シリーズを再編集して綴っていきます。
    中には、とてもなつかしい記事がいっぱいありますね!ご期待ください!
    「津南の自然」の第4回目は、第31号から第40号までです。
    「ヌカエビ」
    Vol.033 1984/01/05
     ラン科植物に興味を持ち始めて17年、この間県内各地で20数種の野生ランと出会いました。津南町でもたくさんのランと出会いましたが、中でもオニノヤガラ(その20で紹介)、アケボノシュスラン、キンセイラン、ノビネチドリの4種は、わたしにとって全くの初対面でした。今回は、この中のアケボノシュスランについて紹介したいと思います。
     ヌカエビはヌマエビ科に属する純淡水性の小形のエビです。町では、中子の池や池田の池、大谷内ダムで確認していますが、各地の溜池に広く生息しているものと思われます。県内には、このほかテナガエビ、スジエビ、ヌマエビが分布し、平野部では北米原産のアメリカザリガニが大繁殖していますが、町では今のところヌマエビしか確認されていません。

     ヌマエビ科は本来南方系のエビで、沖縄や両日本に多<の種類が分布していますが、ヌカエビは最も北方までおよび、中部、関東、奥羽山地のすそ野と東北北部に分布しています。

     ヌカエビは県内に分布する淡水エビの中で最も小形で、雄は22〜29mm、雌でも26〜34mmぐらいにしか成長しません。体色は褐色〜緑褐色で、煮たり蒸したりすると美しい鮮紅色になります。歩行に用いられる胸脚が5対あり、前の2対は先端が鋏のようになっていて、物をつかむことができます。腹部には遊泳や卵を保護するのに用いられる5対の腹肢があります。新潟の平野近くから南日本まで分布しているヌマエビの北方系の亜種で、体の特徴も生態もよく似ていますが、額角(ひたいの角)のとげの数がヌマエビよりずっと少ない点で区別がつきます。

     ふだんは水草の中にひそみ、胸脚を使って水底を歩いたり、腹肢を使ってゆっくリ泳ぎ、強力な腹部を急に曲げて後方に飛びのくこともあります。雑食性ですが、おもにスプーン状の鋏を便って有機物を含んだ泥をすくい上げて食べています。産卵期は5〜8月ごろ、雌は0.7〜0.8mmの卵を100〜300個産み、孵化するまで腹部にだいて保護します。寿命は2〜3年で、産卵が終わると死んでしまいます。
     ヌマエビは、魚類の天然の餌として重要で、釣餌としてもすぐれています。また、大量にすくい上げて、佃煮や天ぷらにして食用にすることもできます。
       (津南高校 井上)
    津南町自然に親しむ会(植物友の会)
    事務局:津南高等学校 生物教室内

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