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    なじょもんでは、子供から大人まで楽しい体験実習が毎日行われています。楽しい体験の様子をご覧下さい。

    津南の自然31〜40
    津南町の広報誌<広報「つなん」>に連載中の大好評記事、津南町自然に親しむ会による「津南の自然」シリーズを再編集して綴っていきます。
    中には、とてもなつかしい記事がいっぱいありますね!ご期待ください!
    「津南の自然」の第4回目は、第31号から第40号までです。
    「ワサビ」
    Vol.037 1984/05/05
     ワサビはアブラナ科に属する植物で、強い日射しが当たらず、夏涼しく冬暖かい湧き水のある水辺に成育します。ときには水がほとんど流れない日陰のくぼ地に生えることもあります。

     老い株は全体にナズナのような形をしていますが、成長すると根ざわから直径8〜10cmの心臓形の葉を伸ばし、一見ツワブキに似てきます。春に根茎から30〜40cmの花茎を数本伸ばし、4枚の花弁をもつ白い小さな花を多数つけます。果実の形はアブラナによく似ていて、長さ17mmほどになります。根茎は太く円柱状に肥厚して、葉の痕跡が多数残って節くれています。

     根茎はすりおろして香辛料として用いられ、食欲増進の効があります。また、リウマチ、神経痛にも薬効があり、すりおろして布に薄く伸ばして10分ほど患部にはると良いと言われています。なお、市販のわさび粉は、ワサビダイコンの根の粉末を葉緑素で着色したもので、風味、香味とも本物の足元にも及びません。

     当地方では、老い茎や葉をおひたしにして食しますが、資源保護のために賢明な利用法です。ゆでないで熱湯をざっとくぐらせ、少したたいて密閉容器やビニール袋に入れ、しばらく冷蔵庫に入れて辛味を出してから食べます。独特の辛味と香味は、いかにも奥越後の春にふさわしい風情があります。
     ワサビは秋山郷でさかんに栽培されていますが、洪水で根こそぎ流されたり、知ってか知らずか外部の人に荒されることも少なくありません。ワサビの大群落を発見したら、まず栽培物だと考えてまちがいありません。とくに集落の近くのもの、山奥でも規模の大きな群落には絶対に手をつけるべきではありません。最近は畑の農作物にまで手を出す不心得者も増えているとのこと、自己中心的な考え方で山に入ることは厳につつしまなければなりません。モラルを守ってこそ楽しい山菜取りができるのではないのでしょうか。 (陣場下井上)
    津南町自然に親しむ会(植物友の会)
    事務局:津南高等学校 生物教室内

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