中井菜央写真展
破れる風景/landscape fragment
| ■開 催 日 --- | 2021/04/24 (土) ~ 2021/06/13 (日) |
| ■開催時間 --- | 9:00~17:00 |
| ■料 金 --- | 無料 |
| ■会 場 --- | 企画展示室 |
「雪」をモチーフにした作品作りのために、豪雪地と呼ばれる各地を廻った私がたどり着いたのが「津南」でした。
この地で私はホワイトアウトを経験します。
それまで目の前に見えていたもの、すべてが風に煽られた雪によってかき消されてゆくのです。
色・形・影などの、「存在」を捉える手がかりを失った私の目の前は、ただの白い「無」と感じられました。
そこには雪という物質があるのに、なにも無いと感じさせる不思議な白。
この経験を経た私には、津南の冬の光景は、雪に覆われて隠された風景ではなく、何もない白の上に風景の切れ端がぽっかりと浮かんでいるように見えました。
その風景の切れ端の形は、降雪につれ刻々と変化して、また新たに造られてゆきます。
津南特有の湿り気が多く3メートルの高さに及ぶ雪と、ここに長く住み続けて来た人々の知恵が生んだ町並みとが意図せず作り出す束の間のビジョン。
私はその発見と記録に徹し、それによって「存在」と「無」を巡るシリーズを作りたいと思いました。
<中井菜央プロフィール>
1978年 滋賀県生まれ。
日本写真芸術専門学校卒業。
出版社写真部勤務を経て現在フリーランス。
2018年 ファースト写真集「鏽」(赤々舎)刊行。
2015年から津南の雪に惹かれ撮影を開始。
現在、妻有・魚沼エリアにていくつかのプロジェクトを進行中。
【トークイベント】
日時:6月12日(土)13:00~
場所:農と縄文の体験実習館なじょもん ホール
中井菜央(写真家)×田附 勝(写真家 木村伊兵衛写真賞受賞)×佐藤雅一(考古学)
コーディネーター 奥野武範(ほぼ日刊イトイ新聞 編集者)
写真と考古学、異分野の3人がそれぞれに思う「時間」について語ります。
*マスク着用でないと入場できません。受付で記名・検温をお願いしております。